観光小ネタ　歯の神様は龍潭寺とも縁がありました│ペットと泊まれる料理がおいしい宿　浜名湖アクアペンションクッチェッタブログ　静岡県浜松市

2015年11月05日14:32

観光小ネタ　歯の神様は龍潭寺とも縁がありました≫

Timebabyです。
神様を小ネタ扱いする暴挙(^^;)

2017年大河ドラマにも決定の井伊直虎をはじめとした井伊家の菩提寺龍潭寺の近くに、「歯専門」というのは恐らく珍しいと思うのですが歯の神様が祀られた神社があります。

龍潭寺との意外な縁も有るこの神社、行ってきました。

歯の神様を祀る光月神社の由来

このタイプの案内板、おそらく有志の方の活動だと思うのですが引佐町の歴史スポットなどの所々で見かけます。
切り絵の雰囲気がとても素晴らしく、歴史と侘び寂びの奥浜名湖とマッチしています。

文字起こしすると

光月神社「光月様」のお話

小野の光月様といえば、歯の神様として昔から親しまれてきました。
堀川城の合戦の頃、光月坊という法力のすぐれた僧が住みつきました。この僧は、街道を通る人々にその法力でしゃくをおこして苦しませ、これをまた法力で治療し、礼金をとって悪僧ぶりを発揮していました。

その頃、龍潭寺にもたいそう法力のある住職がいると風の便りに光月坊は知りました。

ある日、その住職が、駕籠に乗って光月坊の庵の前を通った時、法力に慢心した光月坊がどちらの力が強いか挑戦しました。双方秘術を尽くして争ったが、とうとう(光月坊が)負けてしまいました。

このときから光月坊は生まれ変わったような善人になり、人々の病気を治し特に歯痛を止めるのに優れていたといわれています。

今では三月の第一日曜日には、光月坊を慕い、歯ブラシと歯の供養祭が行われている。

と、悪僧だった光月坊が龍潭寺の住職に勝負を挑み、打ち負かされ改心し、人々の為に尽くすようになり祀られるようになったとのことです。

調べてみると現在は祭神が月読命、大己貴命、少彦名命となっております。光月坊は仏教僧ですので、おそらく廃仏毀釈の際に祭神を勧請し神社と改められたものの、地元の方の信仰は光月坊に対するもののままとして残ったのではないでしょうか。